桃の袋掛けに松野町に行ってきた
6月某日。
Facebookでフォローしていた矢間 大藏さんが、たわわに実る桃を前に途方に暮れていました。
矢間さんは元地域おこし協力隊で、現在は松野町の移住コーディネーターをしています。
面識はなかったのですが、共通の友人が“いいね”や“シェア”などしていたので、たまにタイムライン上に現れるんですね。
普段の何気ない投稿からも人柄が出ていて、良い意味でアクの強い矢間さんに会ってみたいと思っていました。
6月9日金曜日、人手が足りないから手伝ってほしいという投稿を目にした私は、
松野にも行きたいし、桃の袋掛けも体験してみたい、何より矢間さんに会ってみたかったので連絡をしてお手伝いに行くことになりました。
矢間さんの吉兆桃園には90本の桃の木があり、木1本あたりの袋掛け作業に1時間ほどかかる様子。
日々、代わる代わる助っ人が登場し、矢間さんの桃の袋掛けを手伝って行くんです。
翌日、待ち合わせは松丸駅。
1時間に1本の電車、下手すりゃ3時間電車が来ない田舎の駅舎。
先日来た、道の駅虹の森公園まつのは川を挟んで向こう側。
とても静かな良いところです。
この松丸駅にはぽっぽ温泉があります。
到着して矢間さんを待つ間、近くで座っていたおじいちゃんとおばあちゃんが声をかけてくれ、
どこから来たのかとか、今日は何しに来たのかとか、矢間さんを待ってると言うと「俺の同級生にヤザマ〇〇〇ってやつがいる」、
袋掛けは桃農家で一番大変な作業だ……などなど、いろいろお話してもらいました。
人と人との距離が近いんですよね、松野町は。
矢間さんが到着、挨拶もそこそこに桃園へ向かいます。
少し小高い、緩い斜面に矢間さんの吉兆桃園はあります。
正直、思っていたほど木は大きくないし、途方に暮れるほどの数かな?なんて甘い考えはすぐに消し飛びます。
かんたんに袋掛けのレクチャーを受け実践。
上部は枝を包めるよう湾曲にカットされていて、右側面には針金が入っています。
桃を包むように被せ、枝の上部で開口部を軽くひねって口を閉じ、最後に針金部分で閉じた口が開かないようにしっかりくくります。
桃の木は背丈2.5~3mくらい。
1本の木に途方に暮れる量の桃がなっていました。
びっしりなっている桃の実を、こぶし1個分くらいのスパンで間引きし袋掛けします。
1本の木が終わるとこんな感じです。
桃の実、数えてないからわかんないですけど、こんな木が全部で90本あるんですよ?
一人で終わる気がしない。
途方に暮れる気持ちもわかります(笑)
でも、この袋掛けの最中、とても静かな山間の吉兆桃園では、笑い声が絶えません。
松野町役場の石川さん、鬼北町の地域おこし協力隊の久保さん、松野町の地域おこし協力隊の新改さんもお手伝いに来ていて、
みんなでわいわい話しながらの作業なので、時間はあっという間に過ぎます。
矢間さんにお昼をごちそうになり午後の部へ。
30分くらい作業していると、先ほどお手伝いに来ていた新改さんからのお誘いで、梅農園を見学に来ないかと。
吉兆桃園から車で5分も走らないところにある新改さんの梅園。
雑草など一切生えていないきれいな梅園です。
木の根元にブルーのネットを敷き詰めます。
梅の実が落ちるんですが、このネットがあると収穫がラクとのこと。網でひょいひょいすくうんです。
熟した梅の実は桃のような甘い良い香りがします。
ネットを敷くのもちょっとだけ手伝いました。
移住するまでは、農業という選択肢は皆無でした。
自然相手で大変なんだろうなと思っていたから。
今回、お手伝いできて、ちょっと農家もアリかな?と思っています。
もちろん仕事はとても大変だと思います。
でも、矢間さんや久保さん、新改さんたちの笑顔を見ていると、とても充実していて楽しそうに見えました。
新改さんには大量の青梅をお土産にいただき、
久保さんにはツートンカラーのズッキーニをいただき、
前回来た時に買えなかった、松野のジビエやびわ、トマトを買って家路につきました。
青梅は梅酒と梅シロップに。
ジビエとトマトはその日の晩酌の肴に。
ますます松野町が好きになった1日でした。
第二移住の最有力候補!
Others Blog
Category
Recent posts
- 北海道物産展 2018 ~いよてつ高島屋~
- 【募集中】古民家を探しています。
- 若者を集め、限界集落で雇用を生んでいる2人の青年に会ってきた。
- WordPressのおすすめプラグイン『Inline Preview』
- 桃の袋掛けに松野町に行ってきた
- バターコーヒー
Archive
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 4月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |